酵素とはあらゆる生命活動の根幹に関わるとても重要な物質であり、まだわかっていない事も多く、未知の探求が日々進められています。

食べ物から酵素は摂れない?!

酵素はタンパク質を原料としていることは周知のとおりですが、「食べ物から酵素を補給しても体内でペプチドやアミノ酸に分解されるため、酵素を補給したことにはならないのではないか」という意見もあることは事実です。
スーパーの野菜
しかし確かに酵素はタンパク質を原料にしてはいますが、タンパク質そのものというわけではありません。仮説とはなってしまいますが、生命活動の根源に関わる酵素を「タンパク質でできている物質」といういままでの考え方や知識でとらえようとするのは無理が生じてしまうと考えられます。

ジャンクフードやインスタント食品、電子レンジで温めたコンビニのお弁当やお惣菜、缶詰、冷凍食品などを食べることの多い現代人にとって、酵素の含まれた採れたて野菜や果物を食べる機会そのものが減ってきているのは確かでしょう。

また生の野菜や果物を食べるように心がけても、実際、そのビタミンやミネラル成分がどれくらい多く含まれているのかについては、日々の食生活の中で目に見える形で確かめられることはほとんどないでしょう。

農薬や化学肥料の多用によって、土壌の生命力が衰え、そこで採れる農作物の生命力も落ちてしまっている…つまり、食物に含まれる生命力=酵素の量も減ってしまっているということが考えられるのです。

カロリー計算や成分で栄養を見極めようとする今日では、ジャンクフード、電子レンジで調理した献立、栄養分の少ない土壌、肥沃な土地で育てられた野菜、すべてがほとんど変わりのないものとして扱われてしまうのです。

酵素をどれだけ摂ることができるか、つまり食べ物から生命力をどれだけ摂り入れることができるかという本来最も重視しなければならないことが最も大切なことなのではないでしょうか。

一つの酵素につき一つの役割を持っている

唾液に含まれているアミラーゼという酵素はデンプンの消化に胃液に含まれるペプシンはタンパク質の消化に働きます。
フルーツの酵素
一つの酵素につきひとつの働きを持っているがゆえに、数千から数万に及ぶ数の酵素が存在することになるのです。少々原始的な仕組みですね。

アルコールを過剰摂取する場合、肝臓でアルコールを分解するための酵素が大量に必要となりますが、このアルコール分解酵素が生成されると、胃腸で消化吸収のために働く酵素の生成が不足してしまうという現象があります。

お酒を飲み過ぎた翌日に食欲がなくなってしまうのは、個々の酵素が特定の働きしかしないといっても絶えず連携しあいながら活動している証拠ではないでしょうか。

アルコールとの関連でいえば、もともとお酒が飲めなかった人でも、経験を積んでいくことでお酒に強くなるといいますが、これは肝臓で働くアルコール分解酵素の総量が必要に応じて増えていることを意味しているのです。

またアルコールに限らず、体内の活性酸素を除去する酵素についても、新鮮な野菜、果物などのいわゆる抗酸化食品を多く摂ることによって、その分泌を増やすこともできるのです。

酵素の活動は非常に柔軟性があると推察できるのではないでしょうか。

毎日の食事を見直すことから酵素不足を改善

酵素を消耗する生活を続けてしまうことで、体全体が機能低下に陥ってしまい、生命力も衰えてしまいます。改善したいのならば、毎日の食事から見直し、効率よく酵素を補給することが重要なのです。
毎日の食事を見直すことで酵素不足を改善
酵素がたっぷり含まれる新鮮な生の野菜や果物、発酵食品などを日常的に食す習慣を保つことで、食物酵素は体内で働く酵素の材料として役立てることができるのです。

良質な食生活によって体内酵素が活性化し、心身ともに生命力が漲り、イキイキとした生活を送ることができるのではないでしょうか。