若返りのカギを握る「細胞内解毒」つまり、細胞内のデトックスに関する酵素とは、実際にどのようなものなのでしょうか。
まずは「生命とはなに?」ということをきちんと考えておく必要があります。
生命活動の根源に関するこの酵素の重要性を実感するためにここで深く考えてみましょう。
野菜

若返りは細胞がイキイキと活動すること

生命が活動している、=(イコール)生きているということは、60兆にも及ぶ全身の細胞がイキイキと活動している状態です。自然界の野菜などから摂取する酵素により、生き生きとした生活を実感する方も多くいることがひとつの証明となるのではないでしょうか。

生命の基本単位である細胞がイキイキとしていれば、その細胞からできている私たちもイキイキと元気に暮らせるはずだからです。反対に細胞が何らかの理由で活動を鈍らせ、その質を劣化させていたとしたら、私たち自身、様々な体調不良や病気を抱え、元気に過ごすことは難しいでしょう。

酵素が細胞を元気にする

まず、細胞そのものを一個の「生命」としてイメージしてみてください。私たちが食事から摂取した栄養分や呼吸から得た酸素は、血液をつたって全身の細胞に運ばれていきます。こうしたエネルギー生産がきちんと営まれてさえいれば、私たちはイキイキとエネルギッシュに活動できるはずですが、現実にはどうでしょうか。「いつも身体が重い」「休んでも疲れが取れない」「意欲が湧かない」といった悩みを抱えている人の方が多いのではないでしょうか。

そもそもこの数十年ほどの間に病気の数も種類も大幅に増加してしまっていることは周知の事実です。総体的に見れば、人間の生命力そのものが低下しているというのが現実でしょう。
私たちが酵素を多く摂り入れても、栄養素が細胞内で十分にエネルギーに変換されていないということによるしわ寄せが、こうした病気や体調不良となって現れているといえるのではないでしょうか。

では「うまく変換されない理由」はどこにあるのか?そこに関与してくるのが、先程お話しした「細胞内解毒(デトックス)」なのです。

酵素が細胞内デトックスを助け、若返りや健康を叶える

「細胞内解毒(デトックス)」とは、具体的にはエネルギー生産などの過程で生じた老廃物や細胞に侵入してきた異物などを速やかに分解・解毒する働きのことを指しますが、これがうまく作用していればエネルギー生産もスムーズに進み、細胞は元気に活動できます。しかし、何らかの理由によりうまく働くことが出来なければ、エネルギー生産が妨げられ、細胞の活動は劣化し、衰弱してしまうでしょう。
若返り
酵素によって引き起こされる細胞内解毒が、細胞の活性化、つまりは「若返り」や「健康長寿」をもたらす重要な役割を果たしているといえるのです。

「若返り酵素」が働く器官とは

酵素が働く場所、それは細胞内にあるリソソームという器官です。初めて名前を聞く方が多いかもしれません。この器官には約60種もの酵素=リソソーム酵素が関与していることがわかっています。この60種類が働くことで、細胞内のデトックスが正常に作用しているのです。では、このリソソームという器官は細胞内でどんな働きに関与しているのでしょうか。

細胞内にリサイクル工場!?

まず挙げられるのは、オートファジーと呼ばれる特有のリサイクルシステムとの関係です。
わかりやすくいうと「細胞内のリサイクル工場」のようなものです。リソソームがこのリサイクル工場と結合し、専用の酵素を出すことで、劣化したたんぱく質の分解処理を行っているのです。
このリサイクルがなぜ重要なのかというと、私たちの細胞内では、身体の組織や器官の構成物質となるたんぱく質がたえず合成されていますが、この合成の際にたくさんの「不良たんぱく質」ができてしまうからなのです。
また、細胞内にはフリーラジカルの活性酸素によって傷ついたたんぱく質や老朽化したたんぱく質も少なからずあります。
これら「不良たんぱく質」を袋状の特殊な膜でまとめて取り囲み、分解してしまうのがオートファジーの働きで、正常なたんぱく質のみを残して問題のあるタンパク質を一括処理してしまいます。リソソームはたんぱく質の分解酵素を出すことで、この働きをサポートする役割を担っているのです。